★その① あなたの知らない「中国人」~嫌いだった中国人が、唯一無二の親友になった瞬間~

皆さん、こんにちは。太見です。

私は、仕事上で駐在した上海や寧波、北京など含めると、かれこれ20年近く中国人と一緒に仕事をこなし、中国本土で暮らしてきました。そんな中、日本のメディアを通してみる中国人はいつも

 

「マナーが悪い」

「声が大きい、うるさい」

「いろんなものを、マネされる?」

 

など、中国という国自体、あるいは中国人を蔑むような報道が中心であることに気付かされます。

 

( 写真:寧波の公園でボードゲームを楽しむ中国人 )

 

『いったい、中国人って、どんな人物なの?』

 

 

日本のメディアを通して見る、聞く、中国人が本当に全てなのでしょうか?皆さんが知っている中国人は、本当に、中国人なのでしょうか。

 

( 写真:中国人の元同僚。中国産のビール。アルコール度数は2~3%と、日本に比べると低め。 )

 

 

ところで、ここ最近を振りかえってみてください。皆さんはどこかで中国人とすれ違っていませんか。観光客かもしれませんし、日本に来ている労働者かもしれません。

 

そして、そんな時に皆さんは必ずこう思うはずです。

「うわ、中国人だ。何言ってるか分かんないし」

…もし、本当にそう思っているのであれば、残念ですね。

実を言うと、私も、中国に向かう前は中国人を見かける度に、同じようにそう感じていました。

 

( 写真:中国人従業員と社員旅行。太見は、写真の左上。)

 

話は少し逸れますが、2017年に、日本を訪れた外国人観光客は2,000万人後半と言われ、その大多数が中華圏や東南アジアからの観光客になります。きたる2020東京オリンピックではその数4,000万人を見込み、オリンピック以降は介護やサービス業にあたる外国人労働者がより皆さんの生活圏に入ってくることでしょう。深夜のコンビニが最も身近ですよね、既に外国人労働者を無くしてシフトが回らない業界も存在しています。

 

( 写真:中国の集団面接。子供を連れて面接に訪れる求職者も。私は800人近い中国人の現地採用に立ち会ってきました。)

 

そんな背景もあって、皆さんはこれから今まで以上に、外国人(特に中華圏の人々)とともに過ごす時間が増えていきます。同じ職場で、同じ生活圏で、一緒に暮らしていくわけです。そんな時に

「うわ、中国人だ。何言ってるか分かんないし」では、もう済まされない、そんな時代に突入しているのです。例えるならば、10年前に、スマートフォンがここまで皆さんの生活に影響を及ぼすことを誰が予測できたでしょう。それと同じような状況が始まっているのです。

 

 

( 写真:上海に住んでいた当時。上海近郊を自転車で一周。自転車は現地で体格に合わせてオーダーメード。)

 

私は、今回のブログを通して「皆さんがもっと積極的に外国人を知ろうとする意欲を、興味・関心を高めること」を目的にしています。

 

このブログは「その①~」からSTARTさせ、そうですね、最低でも先ず「~その⑩」を目指します。※②~⑩のタイトル(予定)は最後にご紹介します。

 

私の中国駐在の実体験をもとにあるいは現地で知り合った中国人や日本人から聞いた話題なども織り交ぜ、仕事の合間をみては気楽にブログを進めていきたいと思います。

 

 

 

 

ちなみに誤解の無いように“予め”ですが、私は、政治観や宗教観がともにフラットであることを先にお伝えしておきます。ようするにどこかの政党を強く推しているとか、どこかの宗教に属しているとかは特にありません。

“良くも悪くも”そのようなスタンスです。

 

よって、何かの団体や組織に裏打ちされて記すことも無く、私が中国現地で感じたこと、中国人と仕事とプライベートを通して学んだこと感じたことなどを、ありのままにお伝えしたいと思います。(ブログでアップする写真も全て、太見が現地で撮影。)

 

また、これからお読みいただく内容は、あくまで私の個人的なお話で、これが全てです!などは当然ながら一切ありません。一つの視点・意見として気軽に読み進めてください。先にお伝えのように、皆さんがこれから海外に対して、あるいは身近になる外国人に対して、少しでも興味・関心をもって頂くことをブログの目的にしております。

さてそれでは、早速、

今回のブログ、「その①」

~嫌いだった中国人が、唯一無二の親友に変わった瞬間~

そのタイトルを改め、以下

 

その①

★太見の本音。

「私は“中国人”が嫌いです。

 しかし、私の親友は“中国人”です。」

について、進めていきます。

 

→いきなり「んんん???」と理解に苦しむタイトルでしょうか。

そして「いったい、どっちなんだ?」っていう声が聞こえてきそうです。

繰り返しますが、私は中国人が嫌いです。

しかし、それでも私の親友は中国人なのです。

これはいったいどういうことなのか。

 

 平たく言ってしまうと、日本のメディアだけを通して見る、聞く、中国人は、それまで私も嫌いでした。

 

 そして、実際に中国に住んで、中国人と暮らしてみると、日本のメディアが報じていることは決して「間違っていない」ことに気付きます。

 

 「いや~、それは無いでしょう。」とか

「え、本当に?勘弁してくれ~」など驚くこと、嘆くことなど、日本では感じないようなストレスは日常茶飯事でした。

( 写真:みな、マイペースです。一目など、さほど気にしないのかも? )

 

 具体的にいくつか挙げると(日本のメディアでもよく報じられる通り)、地方では特に“並ぶこと”に耐えられない中国人を多く見ます。実際に、長距離バスのチケットを買おうと並んでいる私の前に何の悪びれた様子もなくフツーに割り込んできます。

 

 また、繁華街を歩いていて「日本人」と分かると(バレるとw)、まあ、100メートル先から、ピンポイントで近寄て来て「時計?」「バッグ?」と、偽物の商品パンフレットを片手に声をかけてきます。

 

 空気が悪いこともあるのでしょうけど、いたるとこで、豪快に喉を鳴らしてはペッと吐き捨てるタン?について「おいおいおい、ここでかい?」と苦笑いすることも多々。バスの中では足元に、事務所内ではゴミ箱に吐かれる時は目を瞑ります。

( 写真:上海の自宅近く。路上で物乞いをする老婆。)

 

 夏場、外気が40度近い灼熱地獄の風物詩として男性は、Tシャツの裾をまくり上げて膨れたお腹をさらけだして歩いてます。

 

 大都市圏でも子供たちが普通に路上でうんこ、はあまり無かったかな、路上おしっこは当たり前ですし。よく「戦後、昭和初期の日本を見てるようだ」と聞きますが、実際のところどうなのでしょうね(昭和初期を体験していないのでなんとも分からないところです)。

 

 いずれ、上に記したことは、皆さんも日本のメディアを通してよく耳にする話かと思います。そして、これこそまさに皆さんが中国に対して頂くイメージそのもの、のはずです。

 

しかし、私が最も伝えたいことは、それは一部分の話(情報)に過ぎず、きっと「3%」くらいで、

皆さんはまだ残りの「97%」を知らないのです。

( 写真:ルイ・ビトンの前で、物売りをする出稼ぎ労働者 )

 

 要するに、日本のメディアを通して見る、聞く話は、あくまで僅か3%程度の情報であり、残りの97%は、やはり現地に行かないと、分からないこと“だらけ”なのです。

 

 実際に住んで暮らして、私は中国で一生の友人=親友を得ました。親友の名前は西安に住む盧海(ルーハイ)、通称、トニー君。私と同級生です。彼をなくして私の中国でのビジネスやプライベートがこれほど楽しく刺激的で学びに満ちたものにはなりませんでした。この話はまた「その②」で詳しく記していきます。

( 写真:上海の自宅内。親友のトニー君(右)に、中国を教わる私(左) )

 

 しかし、じゃ~だからといって、日本人はみな、中国に行かないと、残りの97%を知り得ることが出来ないのか?

そういう話になるかもしれません。

 

当然ながら、決してそんなことはありません。

 

 皆さんの周りには、私以外にも中華圏に限らず世界中で仕事と生活をおくる日本人が一人でもいるはずです。皆さんの身近な生活圏に外国人が住んでいるはずです。そんな彼らに、気軽に声をかけてくだいさい。

 

何より、皆さんは手元にSNSがあり、すぐに世界の情報を得ることも出来るのです。

 

いろんな情報を積極的に取りに行きさえすれば、知ることが出来る、凄い時代です。

世界中のあらゆる情報に辿り着くための「どこでもドア」を、皆さんは既に手にしているわけです。

 

私がココロからお伝えしたいことは、どうか、与えられる情報を待つのではなく、

世界の情報を自ら掴み取り、

自分の頭で考え、

外国人を理解することを“あきらめないでほしい”

その思いに尽きます。

 

私はその延長で、businessを起こしたに過ぎません。

 

そうでもしないと、以前の私のように「中国人は嫌いです」で終わってしまう、そんな寂しい思いはしてほしくないですし、特に若い世代にはなお。だって、言葉と歴史が違うだけで、結局は同じアジア人、人間ですから。

 

そうして、もっと、中華圏を、外国を、世界を知りたい!そんなモチベーションに繋がって頂ければ、私にとって最高の誉(ほまれ)です。

そしてそこに新たな起業家が生まれれば、本気で応援したいですね。

 

さて、今回の「その①」のお話はここまでにしたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

このあとの「その②」以降~についても順次、ブログをアップし、残りの97%にはまだまだ程遠いですが、皆さんがこれから世界に興味・関心を示して頂くきっかけになれるよう、進めて参ります。

どうか、楽しみにしていてください!

以下、その②以降のタイトル(予定)

 

休日は寧波の自宅近くのBARで飲んでばかり。ストレス解消?欧米人の大学教授と毎度よく飲んでました。

 

★その②

「私の人生を変えた西安出身のトニー君(身長2m)との出会い」写真10枚(7月下旬公開予定)

 

★その③

「優秀な中国人」に翻弄される日本人。スピード・クオリティ・完成度は?写真15枚程度(8月上旬公開見込み)

 

★その④

「日本人の管理職が中国に駐在すると、遊ぶ、サボる、仕事しなくなる?嘘か真か。。。」写真13枚。(8月下旬公開見込み)

 

★その⑤

「本気で“やりたい”ことが形になる中国。突如、大学の講師になった私」写真13枚

 

★その⑥

「長距離バスで立ちよる、休憩所SAはワンダーランド」写真8枚

(大量の蚊が侵入。ダッシュで追いかける乗り遅れ。バスがそっくり。知らない人が隣に。話題を構成中)

 

★その⑦

「やはり、猫はネズミを追いかけた?日本と中国の蚊の違いを発見?」写真12枚

以下、もちろん持論ですが、中国の蚊は全くやる気ゼロですね。あぐらかいてもいつでも血が吸える、だって、こんなに人間がいるんだから。ごもっとも。それと比べて日本の蚊は、、、

 

★その⑧

中国に初めて駐在する前に言われた「命がけで横断歩道を渡りなさい!?」写真8枚

中国に初めて赴任するまで様々な研修を受けてきた。それまで理論だてて中国について教えてくださった講師が、突如、横断歩道の渡り方については“根性論・精神論”を解き始めました、、、いったい何故???

 

★その⑨

中国の夜。屋台で売られていて驚いたものbest5(いや、5つじゃおさまらないかなw)写真8枚

5位…

4位…

3位…

2位…

1位…

 

★その⑩

路上に敷かれた布団で寝かされる子供たち。見たくない現実。(写真30枚)

 

★その⑪ 中国の夜の世界(子供NG 18禁)写真16枚

 きわめてディープかつデンジャラスな中国の夜を。。。

以上、直近のタイトルになります。

⑪以降もどんどんアップ出来るように進めて参ります。

こうご期待ください。

太見洋介

Facebookでも太見のあらゆる活動を紹介して参ります!

 

 

 

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