【365日、働きたい】
2022.03.21(原点回帰『太見の心理・哲学』)
学生時代にインドを訪れた時に、奇妙な朝の儀式をおこなっているマハラジャの話を耳にしました。毎朝、起きるとすぐに、彼は音楽と花をそえて自分の葬儀をするのです。葬儀の間中、彼は、
「わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた」
と唱えます。
そのマハラジャは日々、自分の死ぬべき運命を意識することによって、1日1日を最期の日であるかのように生きているのです。
極めて賢明な儀式で、時間は砂粒のように手をすり抜けてしまうこと。充実した人生を生きるのは明日ではなく今日であること。そのように受け取った当時の僕は、
「僕の命が今日で終わるのであれば、そうだ、今日1日を満面の笑顔で過ごそう。そして、目の前にいる相手も笑顔にしてあげて、それから最期を迎えよう!」そう考えたのです。
私の仕事上のモットーは、どんなに厳しい状況やつらい環境でも「笑顔」を大切にすること。周りがそうであれば僕が「笑顔」を生み出す起爆剤になること。サラリーマン時代はとくにそれを意識して毎日の仕事に臨んでいました。起業する直前、会社を退職する際に客先を挨拶で回ったときに「太見さんだけはどんな時も笑顔でいてくれた。」そんなふうに言葉を寄せてくださいました。
私の会社を訪れるお客様の殆どが、会社へ足を踏み込んだ瞬間、満面の笑顔になります!
「うわ、懐かしい!ファミコンじゃん!」
「いや~、ホットショット(ラジコン)、当時は高くて買ってもらえなかったのよー」
「キンけしだ!うわ、ビックリマンチョコもある!」
感動の声が館内に響き渡ります(笑顔)。特に40代以上の男子諸君。
それから、真面目な打合せや商談に入るのですが、どれだけスムーズに話が進むか。だって、皆さん、笑顔なんですもん。楽しくて仕方がないですよね。
笑顔を生み出すための環境を創る少しの工夫が、その後の流れを大きくかえます。
言葉で相手を笑顔にすることが難しいのであれば、空間づくりに意識を向ける。
おすすめです。